コラム

一番最初の客様は、子供を３人連れて体感ハウスに訪れました。

サーキットの家の本を読んで感動してダメもとで訪れたとのことでした。
子供が３人いるので子供部屋３つ、トイレは２か所、土地はないということでした。
予算を伺って初日は終わりました。

予算が厳しいということは建築面積を減らすこと。
子供部屋は４帖半を３つ、まだ小さいので将来仕切る、照明とドアは３か所用意しました。建築面積を減らせるのはソーラーサーキットの家ならではのなせる業、屋根勾配をとって、小屋裏に８帖２つ用意、一つは寝室、一つは納戸。
これでお客様の要求は確保しました。

次の打ち合わせで、この図面でよろしければ予算内で引き受けます。これで決定しました。
後日談ですが、お客様はダメだと思ったけど、体感ハウスに来てくれたとのこと。
さらに１０年後にはあの時、建てなかったら子供たちが高校、大学の年頃になり、奇跡の一瞬だったと話してくれました。