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  • 幾多の物語

蔵の再生

2024.8.1

亡くなられた先代が画家だったので、蔵をギャラリーにして作品を展示しようと蔵のリフォームが始まりました。まずは蔵の中の不用品の処分。夏障子や寝具、冠婚葬祭用の食器の数々、火鉢等処分したのは大型車で10台。

階段も急勾配でしたから外して作り直し、二階の壁はしっかりしていたので塗装で塗り直し床はフローリンを張りました。夏障子がたくさんあったので、一部を欄間として再利用、1階の壁は泥壁が一部崩れていたので全面コンパネで壁補強をした上でクロス張りに、床は傾いていたので下地の補強と勾配補正を行い板張りにしました。開口部は鉄格子とネットだったのでサッシ窓を入れて通風ができるように確保。照明は作品を生かすように配置されました。

絵画の関連書籍もたくさんあったので、ベンチシートを造り本棚兼用にしました。建物は完成しましたが絵画が並ばないと完成はしません。

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